登山用Tシャツは、ポリエステル素材を選ぼう!

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yamat 登山

山登りに誘われたんだけど、Tシャツはいつも着慣れている綿のTシャツでいいかなぁ?

おぢぞう
おぢぞう

ダメ、ダメ!
ポリエステルのTシャツを着ていきましょう!

登山のときのTシャツは、たとえ低山であったとしてもポリエステル素材のものを選びましょう。

「ポリエステルのTシャツは肌触りが嫌いなんですよね。いつも着ているTシャツでよくないですか?」という声が聞こえてきそうです。

まぁ、穏やかな気候の下での日帰り低山登山なら大事にいたることもないかと思いますが、せっかくの楽しい登山です。
なにも不快になることが分かっている綿のTシャツをわざわざ着ていかなくてもいいでしょう(笑)
ポリエステル素材のTシャツで、快適な登山を楽しんで下さい!

どうして綿のTシャツではダメなの?

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だれしも綿のTシャツで運動して、Tシャツがベチョベチョになったことがあるかと思います。

運動して汗をかくのは気持ちがいいことですが、このベチョベチョは嫌ですよね。

さらにしばらくそのままでいたら、汗冷えして寒気を感じたことはありませんか?
これは繊維にたまった汗が、蒸発するときに体の熱を奪っていくからです。(気化熱)
山では平地よりが強いことが多く、汗の蒸発も促進され易くなります。
そして急速に体温が奪われ低体温症になる危険性もありますので、思った以上に気を付けなくてはなりません。

それではなぜポリエステル素材のものがいいのでしょうか。
ポリエステル素材でできたウェアは、速乾性が高く、運動中発汗している間にもドンドンと汗を蒸発させていってくれます。
そのため、運動したあとに繊維に残っている汗の量が少なく、その分汗冷えも抑えられるからです。

繊維の素材の特徴を知ろう

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実際は「綿50%、ポリエステル50%」といったように混紡(こんぼう)の製品も数多くありますが、まずは一つひとつの素材の特徴を知りましょう。
混紡の製品の特徴は、はそれぞれの素材の特徴が組み合わさったものと考えればいいですからね。

素材の特徴を理解できるようになると、使われている素材の種類を見て、そのウェアがどういう性質でどういう着心地なのか、またどういうシーンで使うのに適しているのかをイメージすることができ、用途にあったウェアを自分で探すことができるようになるでしょう。

主な素材の特徴を表にまとめると次のようになります。

素材吸湿性速乾性肌ざわり保温性防臭性
コットン(綿)
ポリエステル
ナイロン
メリノウール
※同じ素材で作られた製品であっても製法の違いによりその性質は異なったものとなる場合があります。
参考

そのほかの素材の特徴

  • ポリウレタン
    ゴムのような伸縮性がある。寿命が2~3年と短い。
  • アクリル
    ウールに似た風合だが吸湿性が悪い。
  • レーヨン
    柔らかな肌触りと光沢。水に弱い(縮む)。
  • アセテート
    柔らかな肌触りと光沢。高い撥水性。熱や摩擦に弱い。

登山用Tシャツに適しているのは『ポリエステル』素材

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コットン(綿)は、肌触りや保温性に優れているものの、登山では致命的ともいえる乾きにくさのため、登山で使用すべきではありません。

一方、ポリエステルやナイロンはその繊維自体は汗を吸いませんが、その繊維形状により汗をウェアの外に排出し、速乾性が高いため、登山に適した素材といえるでしょう。

メリノウールもまた多くの登山家に愛されている素材です。
汗を吸いながらも速乾性もやや高く、肌をさらっとした状態に保ってくれます。
さらに保温性や防臭性にも優れているため、登山に最適な素材といえるでしょう。

ただし、メリノウールにも弱点があります。
ひとつは、価格が他の素材に比べてやや高いこと。
もうひとつは、急激な発汗に弱いことです。
速乾性はやや高いとはいえ、その速乾性はポリエステルやナイロンに及びません。
汗の排出処理が追いつかず、繊維内で飽和状態となった汗は、その優れた保温性が仇となり、激しい蒸れや汗冷えを感じさせてしまいます。

秋、冬のベースレイヤーの素材としてなら、メリノウールが1番でしょう。
ただし、Tシャツの素材としては、筆者は速乾性に重きを置き、ポリエステルをオススメします。

ポリエステルのデメリット

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速乾性に優れたポリエステルですが、汗をかくと嫌なニオイを発生させやすいという弱点があります。
このニオイを嫌ってポリエステル素材のTシャツの着用を避けている人も多いのではないでしょうか。

山頂の素晴らしい景色を見ながらみんなで「さぁ、ランチ!」というときに、自分から汗臭い嫌なニオイがむーぅっと立ちこめてくると、ニオイが気になってせっかくの楽しい気分が台無しになってしまいますよね。

ポリエステルはどうしてニオイやすいの?

どうしてポリエステル素材のTシャツは、嫌なニオイを出すことが多いのでしょうか。
それは、ポリエステルがニオイの元となる皮脂や汚れを吸着しやすい性質を持っているからです。
また、ニオイの原因菌が繁殖しやすいことも研究で明らかになっています。
さらに通気性も悪くニオイがこもりやすいため、嫌なニオイがすることが多くなっているのです。

ポリジン加工製品で嫌なニオイから解放!

そんな残念なデメリットのあるポリエステル素材のTシャツですが、防臭効果のあるメリノウールを混紡したり、ポリジン加工という特殊な作り方をしたりして、その弱点を克服している製品もあります。

ポリジン加工とは、繊維に塩化銀を用いた剤を施す加工です。
銀イオン(Ag+)の力でニオイの原因菌の繁殖を抑えるため、抗菌防臭効果があります。

ポリジン加工の施されたTシャツなら、あのポリエステル特有の嫌なニオイも気にせずに着用することができるでしょう。

登山用Tシャツは、ポリジン加工のポリエステル素材を選ぼう!

まとめ
  • 登山用Tシャツで最も重要なのは、汗冷えを防ぐ速乾性です。
  • 速乾性に最も優れたポリエステル素材のTシャツを選びましょう。
  • ポリジン加工製品なら抗菌防臭効果で嫌なニオイも気になりません。

最後にポリジン加工のポリエステルTシャツを1つ紹介します。
お値段も安くカラーも豊富でお買い得です!

LIFEMAX(ライフマックス)4.3オンス ドライポリジン加工 2枚セット

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最後までお読みいただきありがとうございました!

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