登山メーカーのレインウェアを買ったけど、2シーズンでダメになっちゃった。
山登りに挑戦してみたいと思っているけど、レインウェアが思った以上に高額。どうしよう。
うん、うん、レインウェアって結構なお値段しますよね。
それにいくら高いの買っても、ちゃんとお手入れをしてあげないとすぐにダメになっちゃいます。
そんなあなたのためのレインウェアがあのワークマンから発売されています。
これまでの格安レインスーツと比較すると段違いの性能の商品です。(そのスペックはあとで詳しく解説)
優れた防水性と、ストレッチ素材で動きやすく、蒸れにくいのが特徴となっています。
ワークマン開発の新素材「INAREM(イナレム)」は、ムレナイの逆読みで命名されました(笑)
レインスーツは使っているうちに汚れが付着し、どうしてもその性能が徐々に落ちてきます。
性能を保つためには適切なお手入れが必要なのですが、お手入れって面倒くさくないですか?
また、登山で使うと転んで擦ったりもしますよね。
ジャケットとパンツ上下で4,900円(2023.4現在)というこのお値段なら、そんなの気にしないでガシガシと使えます。
釣りやバイクはもちろん、素材がしなやかでカッパカッパしていないので普段使いにも違和感なく、幅広く使えそうです。
極限の環境下では、非常に重要な役目を担うレインウェアです。
そういう環境下では、安心感のある登山ブランドのレインウェアを使用したほうがいいでしょう。
しかし、そこまでの環境に身を置くことを想定していないわたしたちにとって、高価なレインウェアを買って大事に大事に使っていく必要があるのでしょうか?
過酷な環境下での登山でなければ、筆者は「INAREM(イナレム)ストレッチレインスーツ」をガシガシと使う選択をしますし、みなさんにもオススメします。
この価格なら、たとえ1シーズンでダメになったとしてもあまり痛くもありませんしね。
※レインウェアをお洒落に着こなしたい人、お金に余裕がありオーバースペックでも構わないので少しでも高品質な物を求める人はこの限りではありません(笑)
レインウェア選びで注目すべき2つの数値
レインウェアを選ぶときに、気をつけて見た方がいい数値があります。
それは、耐水圧と透湿度の数値です。
耐水圧
耐水圧とは、生地に染み込もうとする水の力を抑える性能を表す数値です。
単位はmmで表されるのが一般的で、大きいほど防水性に優れています。
おおむね、普通の雨の日の作業用なら5,000mm、風雨の強い日にゴルフやスキーなどで使うものなら10,000mm、バイクでの通勤・通学用や登山用なら20,000mmの耐水圧が必要です。
透湿度
透湿度とは、衣服内の水蒸気を生地の外に出す性能すなわち蒸れにくさを表した数値です。
単位はg/㎡/24hで表され、大きいほど蒸れにくくなります。
目安としては、普段使いで蒸れにくいレインウェアが欲しい場合は5,000g以上、軽い運動をするのなら10,000g以上、激しい運動を伴うようですと20,000g以上の透湿度のものを選ぶと良いでしょう。
イナレムの数値は?
さて、気になるINAREM(イナレム)の数値を確認してみましょう。
なんと耐水圧=20,000mm、透湿度=25,000g/㎡/24hとなっています。
この数値はこの価格帯では驚異の数値!
登山メーカーのレインウェアで使われている素材と比べても見劣りしていません。
素材名 | 耐水圧 | 透湿度 |
---|---|---|
イナレム | 20,000mm | 25,000/㎡/24h |
ゴアテックスプロ | 45,000mm | 13,500/㎡/24h |
ディアプレックス | 25,000mm | 16,000/㎡/24h |
オムニテック(コロンビア) | 20,000mm | 10,000/㎡/24h |
ブリーズドライテック(モンベル) | 25,000mm | 15,000/㎡/24h |
特に透湿度の数値が高いですね。
初めて見たときは「ホントかよ!」って思っちゃいました(笑)
イナレムストレッチレインスーツの残念なところ
素材の性能は申し分のないイナレムストレッチレインスーツですが、気になるところが2点あります。
1点めは、フードの形状です。
少し浅めで、ジッパーをフルクローズしたときに顔の露出する面積がやや広すぎるように思われます。
ドローコードもついていないので絞ることもできず、隙間から雨が入ってきたり、風で吹き脱がされたりしてしまう気がします。
2点めは、パンツの裾がボタン留めになっているところです。
登山シューズの上からはきつすぎて留められないので、引きずってすぐに裾が擦り切れてしまいそうです。
どうしてベルクロで留める方式を採用しなかったのでしょうか。
イナレムストレッチレインスーツの在庫状況
そんな残念なところもあるイナレムストレッチレインスーツですが、やはり人気なのでしょう。
ワークマンに行っても売り切れて置いていないところも見受けられます。
購入の際は、事前にワークマン公式のオンラインストアで確認してから買いに行かれることをオススメします。
ワークマン公式オンラインストアなら、前日20時時点の状況ではありますが、各店舗の在庫状況を確認することができます。
電話ではできないお取り置きサービスも利用可能です。
イナレムストレッチレインスーツのお手入れ方法
防水性、透湿度に優れたINAREM(イナレム)ですが、表面加工の撥水性(水をはじく性能)は、使用していくと汚れによりその性能はだんだん損なわれてきます。
撥水性が弱まると、生地に水滴が付着して冷たく感じたり、付着した水滴によって内部の水蒸気が抜けにくくなり蒸れやすくなったりします。
少し撥水性が落ちてきたなと思ったときは洗濯をして、撥水スプレーをかけてあげましょう。
※アイロンがけで撥水性が復活する製品もありますが、INAREM(イナレム)はアイロンがけNGです。
防水フィルムが壊れないように洗濯機や脱水機を使わないことが推奨されています。
筆者は、面倒くさいので洗濯ネットに入れて洗濯機に放り込み、ダメになったらまた買い替えようと思っています(非推奨)(笑)
イナレムストレッチレインスーツのクチコミ
ワークマンのレインウェア(イナレムだっけ)思ったよりいいね!
— いかししょ (@ikashisho) July 23, 2022
ていうか雨ひどい…… pic.twitter.com/EGM9CqLHr6
今日からワークマンのイナレム初投入。まあ確かにいつもより雨粒でかいけどそれ差し引いてもこれのどこが耐水圧20000mmなん?ハズレ引いた?透湿性も無くてムレムレだし pic.twitter.com/cl5VFmKHgL
— いすな (@_isuna__) August 3, 2022
同じくイナレム使ってるんですけど、浸水しまくりですよね〜😅
— くあど@🐸📕🥫🚪🐷🦌🐾 (@QuadDelivery) July 15, 2022
ちょっと次は良いの買うか悩んでます👍
あれあれ、Twitter上の評判は、あんまりよろしくないのもありますね。
まぁ、このお値段ですから__
数値にあんまり期待しすぎるなってところでしょうか。
まとめ
INAREM(イナレム)ストレッチレインスーツは、耐水圧20,000mm、透湿度25,000g/㎡/24hとその数値は高いものの、Twitterのレビューによると、そこまで使用感は良くなさそうです。
レインウェア次第で生死を分かつような環境下では、とても怖くて使えません。
長距離のバイクツーリングにもちょっと不安ですね。
でも、日帰り登山や自転車やバイクでの通勤・通学などに使うなら非常にいい商品だと思います。
レインウェアは消耗品。ガシガシ使って、ダメになったらまた買い替えましょう(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
(追記)
初秋のの坊がつるテント泊登山に使ってみました。快適でした!